越後酒造り唄

酒造りは微生物という生き物を相手にした仕事であり
手の抜けない仕事です。

女性の化粧香でさえも蔵の中では嫌がられたことがあります。
吟醸香の邪魔になるというものです。
現在は機械化が進みそこまで厳しくいわれることはなくなりましたが。

洗米、蒸し米、麹造り等に欠かせないのが時間管理です。
麹菌が蒸し米にしっかりとついて増殖するのを確かめなければ
ならないなど、酒造り唄はそのような手作業で行われる工程の中で
唄われていました。時計代わりになったのが唄であったと聞きます。
唄に合わせて櫂をつく、夜を徹しての作業だったようです。

そんな唄の歌詞には故郷を離れて家族を思う唄、いかにも酒屋の
男が唄う歌などが歌い継がれています。

新潟県酒造り唄から抜粋したものをご紹介します。

米洗い歌の中にはこんな歌があります。

とろりしやらりと 今とぐ米は 酒に造りて 江戸へ出す

江戸へ出す酒 名取の御銘酒 酒は剣菱 男山

数番唄といって工程の中で数を数える時、数番唄によって計算
するそうです。これによって正確に数や量が計られたということです。

四谷赤坂麹町 たらたら落ちるがお茶の水

桶洗い唄

酒屋さんとは知らずに惚れた 花の三月 泣き別れ

うちのかみさん 花ならつぼみ ござるお客が さけさけと

 

 

 

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